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名誉会員からのメッセージ


coba

「ムーブメントに期待しています。」

1978年ベニスのルチアーノ・ファンチェルリ音学院・アコーディオン科に入学 。1979年アラッシオ国際アコーディオンコンクール第1位受賞。 1980年、第30回C.M.A.世界アコーディオンコンクール第1位受賞(東洋人初)。ルチアーノ・ファンチェルリ音学院を首席卒業し、帰国後、国際的なコンサート活動をはじめ、CM、テレビ、映画、舞台音楽のプロデュースなどで活躍。

1991年、東芝EMIからアルバム「シチリアの月の下で」でデビュー 。1992年、第34回日本レコード大賞特別賞受賞 。1995年、ビヨークのワールドツアーに参加、60カ国以上にて公演。 1997年、ベネツィア・ミラーノ市名誉市民賞受賞。

ヨーロッパ各国でのCDリリース、チャート1位獲得など今や日本を代表するアーティストとして活躍する一方、サウンドプロデューサーとしてUA、カヒミカリイをはじめとするアーティストのプロデュース等『今最も新しい音』を発信し続ける。

1995~97年にわたり、ビョークのワールドツアーに参加。世界60ケ国以上で公演し、300万人以上を動員した。

また音楽のみならず様々な分野でその才能を発揮し、1999年8月にはcobaプロデュースによる21世紀型エンターテイメント「テクノキャバレー」をスタート。2000年12月の世紀越え公演を東京で開催し大好評を収める。

2002年はイタリアの母校、ルチアーノ・ファンチェルリ音楽院創立50周年記念式典に特別ゲストとして参加、ヨーロッパツアーも大盛況の内に幕を閉じる。10月からアコーディオン生誕180年を記念した長期プロジェクト「Bellows Lovers(ベローズ ラヴァーズ)」スタート、180周年記念アルバム『my ジャバラ way』をリリース。

シュテファン・フッソング

「JAAの意欲的な活動のおかげで、フリーバスを基盤としたアコ ーディオンの歩みは、日本でも近年驚くべき前進をみました。協会の理念を深く喜び、多くの国が協力し合って発展していくことを心から願っています。」

1962年、ドイツ・ケラーバッハ生まれ。5歳よりアコーディオンを始める。

トロッシンゲン州立音楽大学でフーゴ・ノートに師事。その後、トロント大学で作曲、管弦楽法、対位法、分析を学ぶ。

83年、フーゴ・ヘルマン・アコーディオン国際コンクール優勝。87年、ガウデアムス現代音楽国際コンクールでも初のアコーディオン奏者として優勝する。

89年、ドイツ学術交流会(DAAD)奨学生に選抜され、東京芸術大学にて日本の伝統音楽の研鑽を積む。東京やニューヨークでのデビューをきっかけに世界各地でソロ、室内楽などで活動を続ける。

99年、ドイツ音楽協会クラシックCD部門で最優秀演奏家賞(エコー・クラシック)を受賞。これまで約30枚のCDがリリースされている。現代音楽では多くの作曲家との共同作業を展開、これまでに100以上の新曲が彼のために書かれ初演している。

フィンランドのシベリウス音楽院、ザルツブルクのモーツァルテウム音楽院などでの教授を経て、現在はヴュルツブルク音楽大学教授。

 

Welcome to Stefan Hussong (英語ページ)


御喜 美江

「若い世代のクラシックアコーディオンへの興味がふくらみ、ドイツ留学生が増えていることをとても嬉しく思います。これからも後進の指導に励みたいと思います。」

東京生まれ。4歳からアコーディオンに親しむ。16歳でドイツ・トロシンゲン市立音楽院へ留学。1973・1974年「クリンゲンタール国際アコーディオンコンクール」青年の部で連続優勝。同年「アヌシー国際アコーディオンコンテスト」二重奏の部で第1位。ハノーバー国立音大ピアノ科でベルンハルト・エーベルトに師事。ドイツ・デュイスブルクのフォルクワンダ音楽大学アコーディオン科教授。

ドイツを中心に活発な演奏活動を展開し、世界の主要なフェスティバルなどに招かれている。1990年には1989年度ドイツ州政府芸術奨励賞(音楽部門)をアコーディオン奏者として初めて受賞した。国内では、1977年に岩城宏之指揮・札幌交響楽団で日本デビュー。1987年サントリーホール・オープニングコンサートシリーズでリサイタル。1988年カザルスホール・オープニングコンサート。以来、毎年3月に「御喜美江アコーディオンワークス」を続けており、バロック作品から彼女のために書かれた新作(その数は約40曲にのぼる)に至るまでの意欲的なプログラムが注目を集め、クラシック・アコーディオンの第一人者として幅広い支持を得ている。

国内盤CDでは「風のファンタジア~クラシックアコーディオンの世界」「モーツァルトinアコーディオン」(CBSソニー)、「御喜美江アコーディオン・シーン」(フォンテック)、1997年に音楽の友社主宰レコード・アカデミー賞特別部門(日本人演奏)を受賞した「御喜美江アコーディオン・バッハ」(アイオロス)、「フランス・バロック集」「ドメニコ・スカルラッティ ソナタ集」、ヴィオラの今井信子とのデュオ「時の深みへ」「アコーディオン邦人作品集」(以上キング・インターナショナル)、アコーディオンのシュテファン・フッソングとのデュオ「T“W”OGETHER」(DENON)、「ソノリティズ~日本のアコーディオン作品」(キング・インターナショナル)ほか、多数リリースされている。

 

クリスタルアーツ

リシャール・ガリアーノ

「JAAの名誉会員のお仲間に加えて頂くことになり、大変嬉しく思っています。JAAの活動が素晴しいものであることは聞き及んでいますが、目覚ましい発展を遂げられているのには大変驚かされています。

私の創り出した“ニュー・ミュゼット”が日本でファンを増やしつつあると知り、とても嬉しく思います。

これもJAAの皆様のお力添えがあるからこそ、日本のアコーディオニストの方々からの支持を受けられたものと思い、深く感謝しています。アコーディオニストとしての友情をこめて…。」

1950年フランス・カンヌ生まれ。アコーディオン奏者の父のもと、4歳でアコーディオンを弾き始めると、「若き神童」コンクールに12歳で入賞。

ニースの音楽学校で和声、対位法、トロンボーンなどを学ぶ一方、ジャズに傾倒。73年にパリに移り、クロード・ヌガロ率いるオーケストラに加入し、アコーディオン奏者兼作編曲者として3年間を過ごす。本格的にソロ活動を始めたのは、80年代中盤から。アストロ・ピアソラとの出会いで啓発され、ミュゼットに改めて取り組む。

91年に発表した『ニュー・ミュゼット』が大きな反響を呼び、翌92年にはフランス・ジャズ界最大の栄誉とされる『ジャンゴ・ラインハルト賞』受賞。

張 自強 (チャン・チィチャン)

「1994年8月10日~14日に開催した第10回北京アコーディオン芸術祭(コンクール)の審査員として、JAAの松永勇次、川口裕志両氏をお招きし、これを機に中国アコーディオン協会のメンバーとも交流し、今後の活動についての会談をもちました。

この交流を第一歩とし、JAAとは末長く交流していきたい。」

1929年、中国・上海生まれ。49年に人民解放軍に入り、長年に渡ってアコーディオンの演奏と指導にあたった。79年、人民解放軍芸術学院音楽科専任教師に就任。83年、北京師範大学芸術科教授に就任。同時に中国音楽学院音楽科の客席教授に。現在、中国アコーディオン協会会長。中国音楽家協会中央音楽学院アコーディオン専門家グレード試験委員会顧問。

長年の演奏活動でアジアやヨーロッパ、アフリカなど20数ヶ国を訪問。多くの後継者を育成するなど、アコーディオンの研究、教育、普及などの面でも大変な成果を上げ、中国アコーディオンの歴史の中で重要な役割を果たしている。主な著書に「アコーディオン演奏法」など。